勉強、進学について

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前回は、高校進学について書きましたが、今回は、そもそもなぜ勉強するのか、進学するのかを考えたいと思います。

 

 勉強のこと 

日本の制度では、6才の4月になったら小学校に入学し、12才の4月になったら中学校に入学し、15才の3月になったら中学校を卒業します。これは本人がいやだと言っても、親が「うちの子は成長が遅いから来年でいい」と思っても、一度も学校に行かなくても、その時が来たら入学になり、卒業になります。

この制度に馴染まずに学校にいけなくなる子がたくさんいるように私は感じています。その子にあったタイミングで進学、進級できるようになるだけでも子どもたちはもっと楽に生きられるんじゃないだろうか?

 

そしてそんな制度に合わずに、学校に行かない選択をしたのに、学校の勉強をしていないことを不安に思う人や、その不安を手放すのに時間がかかる人が多いように感じています。もちろん勉強したいと思ってするのは全く問題を感じません。

今回考えたいのは、本人が勉強をしたくないのに勉強をしていないことを不安に感じているということです。この不安を感じるのは本人だけではなく保護者さんにも言えることです。

ではナゼ不安なのでしょうか?

「学校に戻った時についていけないんじゃないか」「小学校で勉強することは人生で必要なことなんじゃないか」「子どものうちに勉強しておいた方が覚えがいいんじゃないか」

などでしょうか。

ASOVIVAに通い始めてからでも、「勉強せずに遊んでばかりいる・・」と不安に思う人(親子ともに)がいます。

ASOVIVAスタッフとして感じるのは、この不安を親子ともに手放すことが、本人の学びたいことを学び始めるスタートなのではないかと思います。

もちろん不安を感じ、その不安がどこから来ているのか、それとどう付き合っていくのか、どう処理していくのかを考えることも一つの学びだと思います。

ASOVIVAや他のデモクラティック、サドベリースクールでは、人は必要に応じて必要なことを学んでいく、と信頼されています。

学びには多様な形があるので、学校の教科学習に縛られることなくそれぞれに安心して過ごせるように願っています。

 

 

 進学のこと 

理由は人によって様々ですが、学校に行かない選択をした人も、高校にいきたい、大学にいきたい、と進学を考えることが多いです。というか私が出会ったほとんどの中学生が進学を考えています。若干名例外ありですが。

一体ナゼなんでしょうか??

「親が望むから」「高校くらいいっておかないと困るから」「大学にいきたいから」「学歴が欲しいから」

というのが大体のところでしょうか。勉強がしたくて大学にいきたい人はたくさんいますが、勉強がしたくて高校にいきたい人にはあまりお目にかかれません。

では小中高の勉強は大学にいくためのものなのでしょうか?

デモクラティックスクールに通った人の中には、小中学校には通わずに、高校進学や高卒認定で大学進学した人が何人もいます。学びたいこと、やりたいことがある人は進学します。

つまり、学校に行かなくてもその先の進学は出来るということです。

(※高卒認定では入れない大学もあります)

 

安富歩さんが以前、非常に興味深い演説をしていました。

詳しくは動画をみていただきたいですが、「この国には学歴差別がある。みんな差別される側ではなく差別する側に回りたい。」ということをおっしゃっています。

親が子に勉強をさせようとするのは学歴社会だからです。学歴差別が全くない社会であれば、勉強しないこと、進学しないことにこれほど不安は感じないのではないでしょうか?

中学を卒業した年に高校に進学することが必要?高校を卒業した年に大学に進学することが必要?学校に通わないなら就職しなければいけない?

高校にはいつでも行けるし、大学は何校でも卒業できます。幾つになっても進学はできます。今は大学の社会人枠もとても充実しています。

当たり前だと思っていることでも、「本当に?」と一つ一つ自分の心に問いかけながら進んでいけば良いのかなあと思います。

 

 

 

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